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2014年9月26日金曜日

マルクスは毎月の賃金を再生産という視点から3つの要素に分けて考えている。
1つは、衣食住を賄い生命を維持するとともに、リフレッシュすることで、次の1か月を頑張るために、充電を行うためのお金。
2つ目は、家族を養うお金、そこには、子供を作って仕事ができるようになるまで育てるためのお金も含まれる。
これによって世代が続き、労働力が確保されて再生産が可能になる。
3つ目は、教育費で、新しい労働環境に適応するための教育費として、賃金が支払わねばならない。
マルクスは少なくとも、この3つの要素を満たすべく、資本家は労働者に対して賃金を保証せねばならない。
もしそうでなければ、資本の論理に不可欠な再生産が上手くいかなくなり、自分達の首を絞めるというのである。

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