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2015年12月14日月曜日

アメリカの利上げによる影響を大きく受けるのは、経常赤字の新興国である。
さらに今回は、アメリカの金利が上がるだけでなく、原油価格が大幅に下落する現象が起きており、資源輸出国の経済に大きな打撃を与えている。
1986年に原油価格が大幅下落した後、アメリカが利上げに踏み切った事があり、その影響は新興国を直撃し、1987年にはブラジルがデフォルトしてしまった。
現在のブラジルは、当時と比べると債務返済能力は高まっているが、ベネズエラのように中南米の国の中には、債務返済能力が低下している国がある。
スペインの銀行は、スペイン語圏の中南米諸国に相当量の与信を与えており、この影響はスペインにも波及する危険がある。
実際にも2015年に入って実施されたFRBの資産査定の結果、スペインの銀行が不合格となっている。

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