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2017年9月8日金曜日

『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、不動産市況の回復を確信して多額の借金をしてハワイの不動産を買い漁った。
しかし、不動産の値下りで苦境に陥り、1985年には夫婦でホームレス生活を余儀なくされ、一時は古ぼけたトヨタを「家」にしていたという。
見かねた友人が自分の家の地下室を貸してくれるまでの3週間、ホームレス生活は続いた。
その後、キヨサキの予想通り不動産は大きく値上がりし、資産形成に成功する事になるが、不動産価格の下落がさらに続いていれば、借金を返済できずに破産していたかもしれない。
ちなみにハワイの不動産市況が回復し、キヨサキが投資に成功したのは、バブルの最盛期に大量のマネーが日本からハワイに流れ込んだ為である。
こうして金持ちになったキヨサキが、バブル崩壊で苦しむ日本人に成功体験を語るというのも、皮肉な話である。

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