北朝鮮は大陸間弾道ミサイルを開発することによって、「非対称的エスカレーション」に持ち込もうとしている。
通常兵器では全く太刀打ちできず、国力も全く違うにも関わらず、核兵器を載せた大陸間弾道ミサイルを持つことによって、対等な立場になれるのである。
アメリカは強大な軍事力を持ちながらも北朝鮮を攻撃できない。
通常兵器では全く太刀打ちできず、国力も全く違うにも関わらず、核兵器を載せた大陸間弾道ミサイルを持つことによって、対等な立場になれるのである。
アメリカは強大な軍事力を持ちながらも北朝鮮を攻撃できない。
つまり、フランスと旧ソ連の関係であり、インドとパキスタンの関係である。
これは従来の大国間による「相互確証破壊」とは異なる。
相互確証破壊とは、お互いに相手を全滅させる力を持っていて、お互いにピストルの引き金に手をかけながら、相手の額に銃口を突き付けているので、お互いに引き金を引けない状況である。
相互確証破壊とは、お互いに相手を全滅させる力を持っていて、お互いにピストルの引き金に手をかけながら、相手の額に銃口を突き付けているので、お互いに引き金を引けない状況である。
これが従来の古い方程式だったが、今回の北朝鮮が提示した新しい方程式はこれまでとは異なる。
戦略核兵器を使うという選択肢を歴史において、初めて選びかねないのが金正恩の怖さである。
戦略核兵器を使うという選択肢を歴史において、初めて選びかねないのが金正恩の怖さである。
北朝鮮は壊滅的な報復を受けたとしても、恩損された大陸弾道ミサイルでアメリカの年を核で反撃する可能性がゼロとは言えない。
こうなると、トランプと金正恩との間で、「核の保有は認めるが、アメリカに届く大陸間弾道ミサイルは廃棄させ、日本に届く中距離弾道ミサイルの保有は許す」というディールの可能性が出てくる。
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