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2012年10月20日土曜日

1990年代初頭にイギリスで、食糧の輸入は水の輸入のようなものという考え方から生まれた「バーチャル・ウォーター」という言葉がある。
食糧輸入国で、輸入している作物を生産する場合、どの程度の水が必要かを推定する。

日本では白米1キロを生産するために3.6トンの水資源が使われている。
畜産物の場合、家畜が飲む水、畜舎の洗浄に使う水、飼料配合も調査して計算されるので、鶏肉は1キロあたり4.5トン、豚肉は6トン、牛肉は21トン。
このような計算から、牛丼1杯は2トン、ハンバーガー1個は1トンの水が必要となる。

環境省によると、2005年に海外から輸入されたバーチャル・ウォーターは、8000万トンで、国内の年間の水使用量と同程度。
つまり、食料自給率が40%ということは、水資源も半分を海外に依存しているということになる。

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