1990年代初頭にイギリスで、食糧の輸入は水の輸入のようなも のという考え方から生まれた「バーチャル・ウォーター」という言 葉がある。
食糧輸入国で、輸入している作物を生産する場合、どの程度の水が 必要かを推定する。
日本では白米1キロを生産するために3.6トンの水資源が使われ ている。
畜産物の場合、家畜が飲む水、畜舎の洗浄に使う水、飼料配合も調 査して計算されるので、鶏肉は1キロあたり4.5トン、豚肉は6 トン、牛肉は21トン。
このような計算から、牛丼1杯は2トン、ハンバーガー1個は1ト ンの水が必要となる。
環境省によると、2005年に海外から輸入されたバーチャル・ウ ォーターは、8000万トンで、国内の年間の水使用量と同程度。
つまり、食料自給率が40%ということは、水資源も半分を海外に 依存しているということになる。
食糧輸入国で、輸入している作物を生産する場合、どの程度の水が
日本では白米1キロを生産するために3.6トンの水資源が使われ
畜産物の場合、家畜が飲む水、畜舎の洗浄に使う水、飼料配合も調
このような計算から、牛丼1杯は2トン、ハンバーガー1個は1ト
環境省によると、2005年に海外から輸入されたバーチャル・ウ
つまり、食料自給率が40%ということは、水資源も半分を海外に
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