国際アグリバイオ事業団によると2010年の遺伝子組み換え(G M)作物の栽培面積は1億4800万ヘクタールとなり、世界の農 作物の約10%に達した。
種子の独占化が進み、多国籍企業の食料支配が強まっている状況が 明らかになった。
現在、世界で販売されている種子の70%を、10の多国籍企業が 提供する寡占化が起きている。
しかも、トップ企業のモンサント社、デュポン社、シンジェンタ社 という遺伝子組み換え種子開発企業がトップ3を占めている。
遺伝子組み換えによる品種は、なんでも枯らす強い除草剤に抵抗力 を持つ「除草剤耐性作物」、殺虫毒素が作物の中でできる「殺虫性 作物」の2種類と、この2つの性質を組み合わせた品種があり、省 力化・コストダウンになるというのが売り文句だった。
しかし、GM作物の栽培を初めてから15年が経ち、殺虫毒素の影 響を受けない害虫の発生、除草剤に抵抗力を持った雑草がはびこり 、費用も手間もかかり、農薬が増加する悪循環に陥り始めている。
米食品センターは、1996年から2008年に農薬の消費量が3 億8300ポンド増加しているとしている。
2008年に、世界銀行はGM作物に未来は無く、有機農業など環 境保全型農業に投資すべきと調査報告書を出している。
種子の独占化が進み、多国籍企業の食料支配が強まっている状況が
現在、世界で販売されている種子の70%を、10の多国籍企業が
しかも、トップ企業のモンサント社、デュポン社、シンジェンタ社
遺伝子組み換えによる品種は、なんでも枯らす強い除草剤に抵抗力
しかし、GM作物の栽培を初めてから15年が経ち、殺虫毒素の影
米食品センターは、1996年から2008年に農薬の消費量が3
2008年に、世界銀行はGM作物に未来は無く、有機農業など環
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