ゲノム解読は、ひとつひとつの遺伝子の配列を決定するのだが、2 001年のコストは1つのゲノム解読に対して1億ドルもかかって いた。
その後2007年7月までは、ムーアの法則とほぼ同じペースでコ ストが下落した。
ところが、2007年10月頃からムーアの法則を大きく上回るペ ースでコストが下がり始め、2011年1月には1万ドル強まで下 落した。
そして、いよいよ2012年に、人ひとりの全ゲノムの解析コスト は1000ドルまで下落した。
このゲノム解読のコスト下落に公的部門が果たした役割は大きかっ た。
米国政府は1998年から2003年にかけて38億ドルを投資し 、その波及効果は200倍以上の7960億ドルに達している。
また、世界最大の非政府系研究開発組織であるBattlieが2 011年5月11日に刊行した『ゲノム革命』によると、2010 年時点で、ヒトゲノム開発の研究・産業は年間670億円ドルに達 しており、31万人の雇用を創出している。
その後2007年7月までは、ムーアの法則とほぼ同じペースでコ
ところが、2007年10月頃からムーアの法則を大きく上回るペ
そして、いよいよ2012年に、人ひとりの全ゲノムの解析コスト
このゲノム解読のコスト下落に公的部門が果たした役割は大きかっ
米国政府は1998年から2003年にかけて38億ドルを投資し
また、世界最大の非政府系研究開発組織であるBattlieが2
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