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2013年3月18日月曜日

為替とインフレ率に関する定理
 ・インフレなら通貨は下落する。
 ・デフレなら通貨は上昇する。

為替と金利に関する定理
 ・金利の高い通貨は下落する。
 ・金利の低い通貨は上昇する。

名目金利と実質金利の定理
 ・高金利の通貨はデフレになる。
 ・低金利の通貨はインフレになる。

この定理によって、購買力平価説(インフレとデフレ)と金利平衡説(高金利と低金利)が繋がり、効率的なグローバル市場では、金利とインフレ率によって為替レートは自動的に調整され、実質金利か同じになり、どの通貨を使っても損も得もなくなる。

しかし、為替のプロは金利の低い円を買って、金利の高いドルを売った。
購買力平価/金利平衡説では低金利の通貨はインフレになるが、日本ではゼロ金利のデフレ経済が続いていたので、この矛盾については残り2つの定理で解消するしかない。

 ・デフレなら通貨は上昇する。
 ・名目金利の低い通貨は上昇する。

理論的には、円はどちらにしても高くなるしかなかった。

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