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2014年7月28日月曜日

認知症の7割がアルツハイマー病である。
ドイツ人医師アロイス・アルツハイマー博士が100年前に発見した。
脳が委縮し、記憶力が低下、やがて運動能力も奪われていく。
アメリカでは過去20年間に101のこの病気の新薬開発に失敗している。

ワシントン大学を中心に世界から150人の研究者が集まる「DAIN研究」(代表 ジョン・モリス教授)が6年前から開始されている。

同研究は家族性アルツハイマー病の家族300人の協力により、アルツハイマー病の発症メカニズムが判明した。

脳が活動すると神経細胞から出てくる老廃物のようなタンパク質「アミロイドβ」が発症(平均70歳)の25年前から増え始め蓄積されていくという病気の進行経過が分かった。
アミロイドβは脳に溜まると、神経細胞のシナプスを傷つけ、神経細胞を死滅させる。
更に発症の15年前から、「タウ」というタンパク質が神経細胞の中で増加していき、神経細胞を死滅させ、記憶を司る海馬が委縮する。

この発症メカニズムの解明により、予防約の開発が進んでいる。
イギリスではタウを攻撃する予防薬「LMTX」の臨床試験(第2相)が進んでおり、早くて2年後に結果が出るという。

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