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2014年11月19日水曜日

20年前に中国の経済学者の一行が、ニューデリーを訪れ、インドの経済学者達と面会し、中国側から計画中の改革について、インド側に説明があった。
話を聞き終えたモンテック・シン(後のインド政府計画委員会副委員長)は、動揺しながら
「そのような改革を断行したら、格差が更に広がることを分かっておいでか?」と問いただした。
すると中国の経済学者達は、満面の笑みを浮かべて「是非ともそうなるように願っていますよ」と答え、実際にその通りになった。
中国は急激に発展する中で、新たに億万長者の仲間入りをする人の数が世界のどの国よりも多くなり、しかも同時に人類史上最大の貧困対策の実施にも成功し、ひと世代で6億人以上を貧困か救い出し中間層に変えた。
格差の拡大が大多数の国民の利益につながるならば、中国はそれを容認したのである。

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