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2015年4月29日水曜日

北朝鮮で最初の国会議員を選ぶ選挙は、小選挙区制で実施され、ひとつの選挙区から1人だけを選ぶ選挙だったが、それぞれの選挙区で立候補したのは1人だけだった。
国民はその1人の候補者を認めるかどうかを投票するという選挙だった。
投票所に行くと投票箱が2つあり、選挙で支持する場合は白い投票箱に投票用紙を入れ、支持しない場合は黒い投票箱に投票用紙を入れるというものだった。
皆んなが見ている前で、黒い投票箱に投票する人は存在せず、圧倒的多数の国民の支持で、朝鮮民主主義人民共和国が設立された。
現在も、代議員(日本の国会議員に当たる)を選ぶ選挙は定期的に実施されており、投票の方法は少し変わっている。
小選挙区制でそれぞれの選挙区で1人だけが立候補し、その候補者を承認するかどうかだけの選挙だが、投票箱は一つだけになっている。
投票用紙を受け取った後、支持する場合は何も書かずにそのまま投票箱に入れる。支持しない場合は、記載台まで行き、投票用紙に×印を記入してから、投票用紙に入れるのである。
皆がみている前でわざわざ記載台に行く人は存在しない。

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