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2015年8月31日月曜日

伊勢丹の新宿店は色を戦略的に利用している。
1年間を10以上の期間に分け、それぞれの期間の基本色を設定するという。
顧客の同線を考え、主要な動線の全面にその色に近い商品を並べるようにしている。
新宿通りの正面から入っていく売り場の道路沿いのマネキンにはそのような色の服が意識的に出ている。
なぜ色が重要かというと2つのポイントがある。
1つは、百貨店は変化が鍵となるビジネスであり、シーズンやファッションを軸に、変化を出すことによって顧客に何度も来てもらいたい。
その顧客に店の変化を瞬時に感じてもらう仕掛けが基本色を変えていくということで、壁紙を変えるのではなく、単に商品の配置を換えるだけである。
もう1つは、色の基本を決めることで、店全体のバランスがよくなるという。
色々な多様な店、しかもその多くはアパレル自身が出店する店で、各自が自由に商品を並べたら色がバラバラで見苦しくなってしまう。
店全体の色のバランスを保つためにあえて、各シーズンの基本色を決めるのである。

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