長期金利は将来のおカネの割引率である。
金利がある世界では、将来の100円と現在の100円は価値が違っていて、金利が高ければ高いほど将来の100円に釣り合う現在のおカネは100円よりも小さくなる。
言い換えれば、金利を低くすればするほど、現在のおカネの価値は大きくなるのである。
そして、株の価値は将来にわたる会社の価値を「現在の価値」で表したものだから、金利を下げれば株価は上昇する。
つまり、長期金利を人為的に下げれば、株価は上昇するのは当然なのである。
しかし結局は、将来生み出されるおカネは変わらないのに、現在の価値を人為的に大きく見せているだけなのである。
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