首都圏の場合、山手線の西側の地盤が固く支持層が地表に近い。
この辺りは大昔、富士山や箱根山の噴火で放出された火山灰が偏西風に乗って流れ着き、それから1万年以上の長い時間をかけて鉄分が酸化し、赤黒い土の「関東ローム層」が形成されており、支持層を覆っている土も粒子同士が強固にくっつき合い安定した地盤になっている。
武蔵野台地にある立川駅周辺は、わずか2メートル掘るだけで、固い支持層が表れ、杭打ちそのものが不要な建設現場が多い。
今回の杭打ち偽装が発覚した八王子市南大沢地区は、30メートル掘らないと支持層に達しない。
また東京湾岸エリアから千葉にかけては、埋立地が多いため、40〜50メートル掘らないと支持層に到達しない。
豊洲は支持層まで深さ41メートル、新浦安は深さ55メートルという。
豊洲は支持層まで深さ41メートル、新浦安は深さ55メートルという。
意外な事に湾岸から離れた内陸でも埼玉の川口は支持層まで39メートル、大宮は50メートルと意外に支持層が深い場所もある。
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