ソ連時代の1991年1月22日の午後9時過ぎに、突然ニュースで「50ルーブル紙幣と100ルーブル紙幣は、明日から使えなくなる」と放送された。
日本で言うと、5千円札と1万円札が突然使えなくなるのと同じであり、国民はソ連政府を信用しなくなった。
通貨の信用が無くなると、人は手元のお金を別なものに変えようとし、その流れの中で通貨に代わるものが出てくる。
当時はドルの使用が禁止されていたので、タバコのマールボロが通過の代わりとなった。
当時はドルの使用が禁止されていたので、タバコのマールボロが通過の代わりとなった。
タクシーに乗る時も、マールボロを掲げると停まってくれ、モスクワの端から端までなら1箱、レストランの食事は2箱、などと相場が決まっていったという。
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