著名な行動経済学者であるダン・アリエリーの著書『ずる』の中の「祖母たちの訃報」という章で、次のように述べられている。
「わたしは長年の教職経験から、いつも学期の終わりごになると、学生の親戚の訃報が相次ぐことに気づいた。しかもその殆どが、期末試験の1週間前と論文締め切り直前に集中する。
1学期あたりの平均では、私の学生の1割ほどが、だれかが-たいていは祖母が-亡くなったと言って、締め切りの延長を求めてくる」
1学期あたりの平均では、私の学生の1割ほどが、だれかが-たいていは祖母が-亡くなったと言って、締め切りの延長を求めてくる」
そして、生物学の教授が「試験と祖母の急死の間の因果関係」を明らかにするための研究を行ったことも紹介されている。
その教授が過去の自分の授業で収集したデータを分析した結果、祖母が無くなる確率は中間試験の前で通常の10倍、期末試験の前には19倍になり、さらに成績が芳しくない学生の祖母が無くなる確率は50倍にも上ることが示されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿