2016年夏に、人工知能により患者の命が助かった日本初の臨床例がある。
血液がんと診断され、東京大学医科学研究所に入院した60代の日本人女性の治療にあたり、医師は2種類の抗癌剤を処方したが、回復は遅く、敗血症などおみい副作用も発生してしまったという。
そこで医師は、2000万件もの癌関連の医学論文が入力されたIBM開発の人工知能ワトソンに女性の遺伝子情報を読み込ませた。
するとワトソンはわずか10分で、女性の病気が「二次性白血病」という特殊なタイプの癌だと診断し、抗癌剤の変更を提案してきたという。
するとワトソンはわずか10分で、女性の病気が「二次性白血病」という特殊なタイプの癌だと診断し、抗癌剤の変更を提案してきたという。
そして医師が、その抗癌剤を投与したところ、女性は数カ月で回復し、退院が可能となった。
人間の医師が一つの論文を読むのに1時間かかると仮定して、年間365日、毎日1日に10時間ずつ論文を読み続けても3650本の論文しか読めない。
このペースで2000万本の論文を読み終えるには5400年以上必要となる。
このペースで2000万本の論文を読み終えるには5400年以上必要となる。
大量の専門文書を読み込むという仕事に関して、人間と人工知能の生産性は比べようもない能力差があるという事がポイントである。
これからは「時間をかければ終わる仕事」さえも淘汰される時代がくる。
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