1973年にトランプは、司法省から人種差別の疑いで訴えられている。
当時27歳だったトランプは、すでに父親とともに不動産会社を経営していたが、黒人には決して貸さなかった。
これが司法当局の目に触れ、連邦政府から提訴された。
当時27歳だったトランプは、すでに父親とともに不動産会社を経営していたが、黒人には決して貸さなかった。
これが司法当局の目に触れ、連邦政府から提訴された。
対処に苦慮したトランプは、ニューョークの一流とされる弁護士に相談したところ、その弁護士からは司法省に全面的に従うようにと助言を受ける。
釈然としないままトランプは、その夜にマンハッタンのナイトクラブで、ロイ・コーンと出会う。
釈然としないままトランプは、その夜にマンハッタンのナイトクラブで、ロイ・コーンと出会う。
ロイ・コーンは、「赤狩り」て名を上げてからマンハッタンで法律事務所を構え、弁護士として様々な訴訟に対応していた。
トランプが司法省からの提訴を説明すると、ロイ・コーンは「楽勝だ」と答えたという。
政府が民間のビジネスに介入する余地などない、逆に政府を訴えてやれ、営業妨害だとして損害賠償を請求しろというアドバイスをする。
この強気の戦略にトランプは魅了された。
トランプが司法省からの提訴を説明すると、ロイ・コーンは「楽勝だ」と答えたという。
政府が民間のビジネスに介入する余地などない、逆に政府を訴えてやれ、営業妨害だとして損害賠償を請求しろというアドバイスをする。
この強気の戦略にトランプは魅了された。
このロイ・コーンから「やられたら、容赦なくやり返す」という交渉術を学んだトランプは、長年にわたって彼を顧問弁護士以上の存在、自分のビジネスのアドバイザーとしていた。
若き日のトランプはロイ・コーンという強烈な人物から、実利的な考え方を徹底的に叩き込まれたのである。
ロイ・コーンについては、ジェームズ・ウッズという俳優が演じた『虚構/シチズン・コーン』という作品がある。
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