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2012年11月7日水曜日

食料自給率は、基準が極めて曖昧である。

農水省は「食料自給率39%(2010年度)」と言っているが、これはカロリーベースであって、生産高ベースだと69%となり、他国と比べても見劣りしない。

しかも、肥料も国産でないと自給率の計算に入れないとか、レストランやファーストフード店などの廃棄分や食べ残し等も総供給カロリーに含める(つまり自給率が下がる)などの計算上のトリックにより、実際の自給率よりもかなり数字が低く操作されている。

そもそも「カロリーベース」という指標を使っている国は日本だけなので、他国のデータは農水省の試算にすぎない。

農水省は、日本の農業が世界全体でも5番目の生産額を誇る世界有数の農業大国であることを国民に知られると困る理由があるのだろう。

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