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2014年2月1日土曜日

自らの体験から「戦争で得たものは憲法だけだ」と言っていた城山三郎は、佐藤栄作内閣の頃に、公安部が作った「寄稿の望ましくない著作家」というリストに載せられていた。

また、自らも勲章に拒否反応を示しただけできなく、『粗にして野田だが碑ではない』の石田禮助や、『運を天に任すなんて』の中山素平など、財界人で勲章を固辞した人の伝記小説を書いた。

城山が紫綬褒章を断る時、夫人に「おれは国家というものが、最後のところで信じられない」と述懐したという。

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