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2014年6月14日土曜日

フィリピン・セブ島のレストランで、紅茶をを注文すると、ドリンクバーでもないのに、お湯が入った透明のガラスカップと、封を切っていないリプトンのティーバッグが出てくる。

我々日本人だと、この手抜きだと感じてしまうサービスは、中進国以下の国では高級レストランではよくある事である。

日本人にとっては、「ティーパックをそのまま出すとは失礼。手間をかけて茶葉で入れるお茶の方が本格的。しかもスーパーで安売りしているリプトンのティーバックを、わざわざお客に見せる必要はないだろう」と思うだろう。

ところが、彼らにとって、クーラーのかかった高級スーパーで売られ、綺麗なパッケージで包装された輸入品のティーバックは、庶民が市場で手に入れる茶葉より、高級品であると考える。

更に「リプトン」はグローバルな高級ブランドであり、「正真正銘のリプトンですよ」と主張したい為に、わざとティーバックの封を切らずに提供している。

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