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2014年6月13日金曜日

未刊の書である『資本論』は、「資本主義とは、どのようなシステムなのか」という命題に取り組んだものであり、共産主義理論の本ではない。

原著では、三巻の構成になっているが、マルクス自身が書き上げたのは第一巻『資本の生産過程』だけで、第二巻『資本の流通過程』と第三巻『資本主義的生産の総過程』は、マルクスの死後、未整理だった草稿をエンゲルスが編集したものである。

その草稿も、第52章「諸階級」の途中で終わっている。

その分量は、岩波文庫版で全九巻、エンゲルスによる注釈を除いて、3500ページ。
400字詰め原稿用紙に換算すると9000枚となる。

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