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2014年8月16日土曜日

現在の日本企業の大問題の1つは、業界を問わず、国内シェア1位の名門企業が沈んできている事である。

トイレタリー業界では、国内トップの花王と世界一のP&Gを比べると、売上高は1兆2000億円と6兆9000億円、営業利益率は8.9%と15.9%だが、時価総額では1兆6000億円と15兆6000億円という10倍の大差がついている。

食品業界でも、国内トップの味の素と世界一のネスレでは、売上高が1兆2000億円と7兆8800億円、営業利益率が6.1%と15.2%だが、時価総額が9000億円と18兆円と20倍以上の開きがある。

この差がついているのは「海外」で、海外売上高比率が花王は17%、味の素は33%にすぎない。
P&Gは61%、ネスレは71%を海外売上が占めている。

世界一のビールメーカーは、人口の少ないベルギーのインベブ。
現在はアメリカのバドワイザーを持つアンハイガー・ブッシュを買収してアンベブと呼ばれている。
日本のキリン、アサヒ、サントリー3社の時価総額か1兆円台であるのに対して、ウンベブは7兆円を超えている。

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