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2014年8月5日火曜日

一般的に収入が高い人の方が、幸福度が高いというのは事実である
しかし、日本では戦後、経済成長によりGDPは4倍になったが、国民の幸福度は殆ど変化していない。

所得が高い人の方が幸福なのに、所得が増えても幸福にならないので「幸福のプラドックス」と呼ばれている。
このパラドックスは、「順応仮説」と「相対所得仮説」の2つの仮説で説明される。

所得が増えた時は一時的に嬉しいが、1年経つと当たり前になってしまう。
このように、人は今の環境に慣れてしまうというのが「順応仮説」である。
不幸な出来事も同様に、離婚すると男女とも一度は幸福度が下がるが、男性は4~5年、女性は2年で元の幸福度に戻るという研究もある。

自分の所得と回りの人の所得の比率から幸せを感じるというのが「相対所得仮説」である。
全員の所得が上がっている場合、相対的な所得は変わらないので、誰の幸福度も上がらないということになる。

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