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2014年9月6日土曜日

作家はよく自殺をするが、本当に文学的な理由で自殺する人は稀であるという。

殆どは、自分の作品が売れなくなり、最後は働かねばならないのではないか、という事に対する恐怖で自殺に追い込まれる。

司馬遼太郎によると、芥川龍之介も例外ではなく、自殺の原因とされている「ぼんやりとした不安」というのは、「当時、急激に社会に広まりつつあった共産主義のことを指している」という。

芥川は天才であったが故に、新しい時代が始まることを敏感に察知し、その時代において、自分が取り残されるかもしれないと悟ったのだという。

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