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2015年11月7日土曜日

アウシュビッツで生き残ったユダヤ人の話は壮絶である。
ナチス・ドイツの戦況が悪化し、最後にナチスが収容所を放棄して出ていく日に、辺りにかつてない、いい匂いが漂ったという。
見ると、肉がたっぷり入ったスープが用意してあって、それを作ってナチスは出て行ったのである。
ところが、「あいつらも最後に人間らいし心を見せた」と喜んでそれを口にしたユダヤ人は、全員死んでしまった。
青酸カリ入りだったのである。
生き残ったユダヤ人は、体が弱り切っていて、食事場まで這っていくこともできなかったから、無事だったというのである。
このように、運で逃れる修羅場もある。

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