アメリカでは、HOA(ホーム・オーナーズ・アソシエーション)という持ち家の所有者で構成される組織つくられ、専門業者にメンテナンス事業を委託しなが、住宅地の質、資産価値を維持・向上させている。
いくら自分の家だけ綺麗にしていても、周りに空き家や空き地が増えてくると、自分の家の資産価値も下がり、住宅地全体もゴーストタウンになる危険がある。
しっかりとしたマネジメント組織をつくり、住民が主体的に空き家と空き地の活用方法を考えていけば、ゴールドタウンになる可能性も残される。
こうした住宅地マネジメントを先駆的に行ってきた住宅地が、山万株式会社が40年以上前から千葉県佐倉市で開発してきたユーカリが丘である。
山万の社員の殆どがユーカリが丘に住んでいるため、住民ニーズを素早く把握して、保育園、学童保育、高齢者福祉施設、市民農園、警備組織なども山万がつくり、運営している。
また子供が独立して夫婦二人だけで住んでいる戸建住宅を山万が好条件で買い取り、リノベーションして間取りも今風に変え、若い世代に向けて新築よりも安く販売し、老夫婦には山万の分譲マンションに引っ越してもらうという「ハッピーサークルシステム」という住み替え制度を構築している。
これによって、住民が何歳になってもユーカリが丘内で住み続けられるようにすると共に、新たに若い世代を取り込むことで、オールドタウン化を防いでいる。
これによって、住民が何歳になってもユーカリが丘内で住み続けられるようにすると共に、新たに若い世代を取り込むことで、オールドタウン化を防いでいる。
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