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2017年4月8日土曜日

自己愛性パーソナリティ障害を持つに至るのに、決定的なのが幼少期の環境であり、両親との関係だと言われている。
一つは親が厳格であり、常に否定され認められることがなかった場合、親の愛情を受けたという実感が乏しく、中には虐待などを受けてまったく親に対する信頼感や愛情を持てない場合に、発症しやすいとされている。
逆に過剰な愛情をかけられた場合も障害を発症することがあるという。
過保護で過干渉を受け、小さい頃から特別扱いされ、殆ど叱られたことがなく育った人の中にも、この障害になる人がいる。
いずれの場合も、バランスを欠いた育てられ方をした為に、人格が真っ当に成熟することなく、歪んだまま成長してしまう。
子供に対する過度の称賛や期待は、自分の劣等感の埋め合わせや見栄、虚栄心を満たすためかもしれない。
親自身の自己弁護、自己愛から子供を単に甘やかしているだけれの場合が少なくない。
結局、本来受けるべき真っ当な親の愛が不足しているため、本質的なところで自分に対して自身が無い。
無意識の中に大きな不安感を抱えているのが、自己愛型人間の特徴なのである。

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