Amazon

2017年10月29日日曜日

出世競争の本場とも言うべき財務省には、出世にまつわる隠語がいつくもあるが、代表的なのは次の3つである。
・「ピカ5」
 同期の中にピカッと光る「ピカイチ」の優秀な人材が、5人いればその期は安泰、という意味合いで使用される。
 特に、ピカ5の中から一人実力次官を輩出すると、天下りでもよく面倒をみてもらえると言われ、「花の〇年組」に通じる響きがある。
・「後発有利」
 同期が同じポストに相前後して座った場合、後から座った方が出世するという不文律。
 「後発者は先発者の失敗を学習するから」という開設もあるが、一人の次官を生む為の間引きの論理が貫かれる官僚組織にあっては、「先入れ先出し」で、結果的に後に残った方が出世するだけという話なのである。
・「昔農林、今厚生」
 次官コースと呼ばれる主計局内の花形ポストも時代とともに変わる。
 最近では、年々膨れ上がる年金、医療、介護などの予算を査定する主計官が出世の最右翼とみられている。

0 件のコメント:

コメントを投稿