日本の官僚組織の絶望的な縦割りの先例として、日本陸軍が航空母 艦を持っていたという話がある。
世界の陸軍で、航空母艦を持っていたのは日本だけで、ミッドウェ ー海戦以降に、4隻持っていて、3隻は稼働させていたが、4隻目 は建造途中で沈んでしまった。
経緯は、旧日本軍において、海上の兵站は全て陸軍の船舶本部が担 当しており、海軍は輸送船を持っていなかった。
その為、陸軍が兵站を行い、輸送船の護衛を海軍が担当していた。
戦況が激しくなってくると、海軍は敵国との戦闘を優先した為、輸 送船の護衛に空母を出さなくなり、陸軍は仕方なく自前で空母を建 造した。
陸軍最初の9000トン級の大型護衛空母「あきつ丸」は、海軍の 空母と仕様が全く異なった為、海軍所有の航空機を搭乗できず、陸 軍は三式指揮連絡機という独自の飛行機も自前で作った。
決局、3隻の航空母艦とも、飛行機がうまく載せれず、実戦で使用 できないまま輸送船の代わりとして使用され、最後は沈没してしま った。
世界の陸軍で、航空母艦を持っていたのは日本だけで、ミッドウェ
経緯は、旧日本軍において、海上の兵站は全て陸軍の船舶本部が担
その為、陸軍が兵站を行い、輸送船の護衛を海軍が担当していた。
戦況が激しくなってくると、海軍は敵国との戦闘を優先した為、輸
陸軍最初の9000トン級の大型護衛空母「あきつ丸」は、海軍の
決局、3隻の航空母艦とも、飛行機がうまく載せれず、実戦で使用
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