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2013年9月13日金曜日

戦争に敗れた日本は、国家が国民の財産を奪い取りながら復活した

1946年2月16日に、新円切替が発表され、10円以上の旧紙幣は使えなくなり、戦時国債もチャラになった。

同時に、国民が自らの預金を引き出せない「預金封鎖」が行われ、給料は500円までが新円で、残りは封鎖預金で支給された。
その為、庶民の生活は「500円生活」と呼ばれ、耐乏生活を強いられた。
ちなみに、当時の給料は大卒国家公務員が600円、小学校の教員が300円~500円。

さらに政府は、1947年1月15日、産業の復活を目的に「復興融資」を実施し、新円を市場に投入し、市場経済に火をつけ、インフレが激化した。
1948年度の復興融資総額は、当時の全国の銀行貸付総額を上回る535億円にのぼり、その結果、公共料金は年に2~3回値上がりし、一升60円だった闇米は、あっという間に3倍の180円にまで高騰したと記録されている。

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