Amazon

2014年8月30日土曜日

戦後、生き延びた日本人が海外から600万人戻ってきた。
食糧も物資も無い状態で、人口が急増した為、凄まじいインフレーションが起こった。

さらに、日本軍が解体され元兵士700万人に退職金が支払われ、需要が急拡大した。

そこで、政府はインフレ対策として1946年2月に「預金封鎖」を実施した。
国民の需要を減らすために、銀行から預金を引き出せないようにして現金の流れを止めた。

同時に「新円」に切りかえた。
国民が持っている現金を全て銀行に預金させ、そのうえで新札の新円だけが使えるようにした。

インフレになるとモノの値段が急上昇する前に、現金をモノに代えようと、銀行から預金を全て下ろしてしまい、金融システムが崩壊する。

国民の犠牲のうえで、金融システムを守り、日本経済はその後の成長の基礎を築いたのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿