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2015年10月18日日曜日

日本にとっては、中国の海洋進出が脅威論と結びついているが、今後、中国で深刻になるのは西方面である。
中国西方に「第二イスラム国」が誕生する可能性があるという。
中国の西方で国境を接する国を整理すると、最西に位置するのが、新彊ウイグル自治区で、この地区では少数民族による反政府テロが頻発している。
そこに接するのが、タジキスタンとキルギスである。
現在、完全な破綻国家となっているキルギスと比べると、タジキスタンはまだましだが、統治が揺らいでいるので「イスラム国」と親和性のある勢力が手を伸ばしてくる事が十分考えられる。
この空白地を拠点にして、新彊ウィグル自治区の少数民族が呼応して、中国西方とその周辺が不安定になり、国境をまたぐ形で「第二イスラム国」ができるのは時間の問題となっている。
そうなると、日本の中国脅威論の根拠も揺らぐこととなる。

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