「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」という諺がある。
国土の4分の1が海抜ゼロメートル以下というオランダは、海岸沿いの失地などを埋め立てて、国土そのものを自分達で作ったきた。
最古の堤防はローマ帝国時代とも言われるが、本格的に干拓が始まったのは11世紀から13世紀にかけてである。
アムステルダムの中心部には幾重にも運河があり「水の都」となっており、世界遺産にも登録されている。
アムステルダムの街の中心部を円で取り囲むように全長135キロメートルに達する堤防と40以上の要塞が築かれており、敵が攻めて来たらこの要塞の水門を閉じて、堤防の外側を冠水させるという防衛システムとなっていた。
ちなみにオランダの地名の語尾によくみられる「ダム」という単語は、日本語にもなっており、水をせき止める「ダム」を意味する。
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