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2016年8月17日水曜日

小田急電鉄は日本最大のターミナル駅である新宿駅を拠点にしている。
1920年代に平河町五丁目から小田原間を結ぶ路線の計画があったが、鉄道省の旅客課長だった生野団六から「これからは新宿が一番の街になるから、新宿に駅をつくった方がよい」とアドバイスを受けて、創業者の利光鶴松は方針を転換し、新宿を起点に小田までの路線を建設した。
小田急線は日本屈指の通勤路線という顔と、箱根行きの小田急ロマンスカーは日本を代表する観光特急列車として君臨している。
小田急線はロマンスカーを運行している事から、大手私鉄の路線の中で最も売上高の高い路線(2012年、年間売上1113億円)となっている。
1935年からとロマンスカーの歴史は古い。
当時はまだロマンスカーという愛称はついておらず、新宿から小田原間をノンストップで走る小田急の電車は「週末温泉急行」と呼ばれていた。
ロマンスカーという名称は小田急の専売特許ではなく、もともとはロマンスシートのある特急列車という意味合いで使われていた。
東武鉄道も京阪電鉄なども早くからロマンスカーを運行していたが、次第に「ロマンスカーといえば小田急」という意識が定着した。
2008年からは東京メトロ千代田線にロマンスカーが乗り入れをしている。

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