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2016年8月19日金曜日

「幸福のホルモン」と呼ばれるセロトニンは、脳内の濃度が高いと楽天的になり、レベルが下がると神経質で不安を感じやすくなるとされている。
このセロトニンを運搬するトランスポーター遺伝子には、伝達能力が高いL型と伝達能力が低いS型があり、その組み合わせでLL型、SL型、SS型の3つが決まる。
この分布には大きな地域差があり、日本人の場合、7割がSS型でLL型は2%と世界で最も少ない。
これが日本人に、うつ病や自殺が多い遺伝的な理由だとされている。
不安感が強い人は将来のことを心配して、今から備えようと努力する。
東アジアの国々で封建的な政治・社会制度が発達し、厳しい規律の組織が好まれる理由とも考えられる。
儒教がSS型の遺伝子型に適した思想だったからこそ、東アジア全域に広まったのであろう。

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