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2016年8月19日金曜日

イギリスで1994年から3年間に生まれた5000組の双子の子供達を対象に、反社会的な傾向の遺伝率調査が実施された。
それによると、「冷淡で無感情」といった性格を持つ子供の遺伝率は30%で、残りの70%は環境の影響だとされた。
次いで研究者は、教師などから「矯正不可能」と評された、極めて高い反社会性を持つ子供だけを抽出したところ、その結果は衝撃的であった。
犯罪心理学でサイコパスに分類されるような子供の場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。
しかもその環境は、子育てではなく友達関係のような「非共有環境」の影響とされた。
この結果が正しいとすれば、子供の極端な異常行動に対して、親ができることは殆どないという事になる。

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