日清戦争当時、日本海軍は巡洋艦クラスの軍艦を7隻保有しており、日清戦争中に2隻の戦艦を購入、清の海軍が持っていた軍艦11隻を手に入れた。
ロシアの脅威に対応する為、日清戦争直後の明治29(1896)年から10年間で1億9000万円をかけて、海軍を大拡張する事となり、戦艦4隻、一等巡洋艦6隻、三等巡洋艦2隻、その他駆逐艦や水雷抵など合計74隻の軍艦建造を計画した。
陸軍兵力も当時の常備軍12万人を、倍の24万人に増員する計画が立てられた。
その結果、日露戦争前の10年間、国家予算に占める軍事費の割合は平均で50%もあった。
その結果、日露戦争前の10年間、国家予算に占める軍事費の割合は平均で50%もあった。
〇日露戦争開戦直前10年間の軍事費
軍事費 国家予算比率
明治27(1894)年 128,565千円 69.4%
明治28(1895)年 117,190千円 65.6%
明治29(1896)年 73,416千円 43.5%
明治30(1897)年 110,728千円 49.5%
明治31(1898)年 112,650千円 51.3%
明治32(1899)年 114,442千円 45.0%
明治33(1900)年 133,807千円 45.7%
明治34(1901)年 106,959千円 40.1%
明治35(1902)年 86,523千円 29.9%
明治36(1903)年 151,317千円 47.9%
明治27(1894)年 128,565千円 69.4%
明治28(1895)年 117,190千円 65.6%
明治29(1896)年 73,416千円 43.5%
明治30(1897)年 110,728千円 49.5%
明治31(1898)年 112,650千円 51.3%
明治32(1899)年 114,442千円 45.0%
明治33(1900)年 133,807千円 45.7%
明治34(1901)年 106,959千円 40.1%
明治35(1902)年 86,523千円 29.9%
明治36(1903)年 151,317千円 47.9%
日清戦争から日露戦争にかけての日本の軍事費の比率は、世界でも飛びぬけており、ロシアの2倍にもなっていた。
〇明治33年(日露戦争開戦4年前)の各国の軍事費比率
国家予算比率 GNP比率
日本 45.5% 5.5%
ロシア 21.6% 2.3%
イギリス 37.9% 2.5%
アメリカ 36.7% 1.0%
ドイツ 44.2% 2.1%
フランス 30.3% 3.3%
イタリア 22.5% 2.6%
日本 45.5% 5.5%
ロシア 21.6% 2.3%
イギリス 37.9% 2.5%
アメリカ 36.7% 1.0%
ドイツ 44.2% 2.1%
フランス 30.3% 3.3%
イタリア 22.5% 2.6%
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