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2016年12月9日金曜日

明治政府は日清戦争では外債を発行せずに、自国の資金だけで戦争をした。
しかも、日清戦争中は増税もしていない。
しかし、政府の予算に余裕があった訳ではなく、国内で軍事公債を発行している。
政府が戦争のための国債を発行し、国民が買ったのである。
日清戦争の軍事公債発行額は1億1250万円に達したが、そのうち公募による消化は7900万円、残りを日本銀行などが引き受けた。
つまり、軍事公債の7割を国民が購入したのである。
日清戦争前年の国家歳出が8400万円だったので、歳出1年分の軍事公債を国民だけで買ったのである。

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