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2017年1月22日日曜日

「異次元の質的量的緩和」政策は、日銀当座預金を極大化すればお金が銀行間市場から市中に流れるという発想に基づくので、日銀当座預金残高の極大化政策である。
一方で、「マイナス金利」政策とは、日銀当座預金残高が大きいとペナルティーを科すというので、日銀当座預金残高の極小化政策である。
つまり、この2つの政策は真逆であり矛盾する。
マイナス金利政策を採用するならば、まず異次元の質的量的緩和で極大化した日銀当座預金残高を元の規模に戻し、それから極小化をさせるのが筋である。
しかし、極大化した日銀当座預金残高を元の規模に戻す方法はない。
さらに、黒田総裁は2016年9月21日の金融政策決定会合で、「マイナス金利付き質的量的緩和」という新たなキーワードを作りだした。

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