経済学者のケネス・ロゴフとカーメン・ラインハートは、『国家は破綻する』で政府債務がGDPの30%くらいだと成長率は4.1%、30~60%だと2.8%、60~90%だと2.8%ぐらいになり、政府債務が90%を超えると成長率はマイナス0.1%になるとしている。
これが「財政の崖」というショッキングなネーミングで一躍有名になった。
当時、世界中の政治家が大騒ぎをし、アメリカの共和党は債務上限法の改正に反対して、連邦政府を機能停止寸前に追い込んでしまった。
ところが、この論文でロゴフとラインハートはエクセルの操作を間違えて、計算ミスをしていたという。
この衝撃的な事実は、マサチューセッツ大学の博士課程に在籍していたトーマス・ハーンドンという大学生が偶然発見し、指導教官のマイケル・アッシュ、ロバート・ポーリンと協力して指摘された。
この衝撃的な事実は、マサチューセッツ大学の博士課程に在籍していたトーマス・ハーンドンという大学生が偶然発見し、指導教官のマイケル・アッシュ、ロバート・ポーリンと協力して指摘された。
正しいデータを使って計算し直すと、政府の債務がGDP日で90%以上に伸びた場合でも、経済成長率は2.2%であることが分かった。
つまり債務残高と経済成長の間には、それほど津陽送還は無かったのである。
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