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2017年2月21日火曜日

アベノミクスというのは、おそらく安倍総理とその周辺が主流はの経済学を全く知らないがゆえに出来上がった政策だと思われる。
例えば、ゼロ金利からの金融政策は、これがどうして金融政策なのか、よく分からない。
最終的には日銀に大量の国債を買わせることになるわけでから、どちらかというと財政政策になる。
しかも一方で、緊縮財政の話をしながら、他方でケインズ型の公共事業に依存していくと言い、その上で民間投資での成長を実現していくという。
アベノミクスが成功するには、市場の期待が集まっている瞬間に、たまたま国家の基礎体力が飛躍的に向上するようなイノベーションが生まれるとか、奇跡のような偶然がいくつも重ならないとい無理だと、理屈で考えれば殆どの人が分かるはずである。
そうではない、と信じられる人は反知性主義に陥っている。
つまり、実証性と客観性を無視して、自分が浴するように世界を理解しているということである。
反知性主義というのは、知識の量とは関係なく、知に対する姿勢の問題で、知というものをどういうふうに見ているか、ということである。

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