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2017年12月18日月曜日

ドルを買う手段は、ドル預金でも良いが、お勧めは「ドル建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)」となる。
ドル建てMMFとは投資信託の一種で、その魅力は安全性の高さである。
元本は保証されていないが、短期の米国債を含む公社債や格付けの高い社債で運用されているので、元本割れの可能性は低い。
また1年未満の短期的な債券で運用しているので、今後アメリカは政策金利の引き上げとバランスシートの縮小が進む事が予想され、長期国債の金利も上昇していく可能性が高い。
つまり長期債で運用している金融商品は大きく値下がりすることが予想される。
売買手数料も安く、片道で20~50銭程度しかかからない。
ドル建てMMFは、円安が進めば円換算で大きな利益が出て、円高になれば逆に損する可能性があるが、今後は円安になる可能性が高いと思われる。
実は2015年までは売却益が非課税だったが、2016年からは20.325%の源泉分離課税となってしまい、税制面のメリットが減退してしまった。
2016年に円安ドル高の流れが止まった理由に、ドル建てMMFが非課税から20%の源泉分離課税に変更となった事も原因の一つだと言われている。
源泉分離課税に変わる前に、保有していた人が一度売却したあと、そのままポジションを再度取らなかったと言われている。

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