投資対象として、高い価格変動性のポートフォリオと低い価格変動性のポートフォリオを比較した場合、どちらも年平均収益率が10%だとしても、前者は変動が激しく、後者は安定した動きを見せる。
つまり低い価格変動性のポートフォリオの方が資産を増加させることになるが、これは数学的に確かな話である。
なぜならば、資産の増加を左右するのは、平均収益率ではなく、複利収益率だからである。
時間が経過するほど、標準偏差の違いが大きいほど、収益率に対する価格変動性の影響は顕著になっていく。
50%下落したポートフォリオが元に戻るには100%の上昇が必要となるが、わずか8%下落したポートフォリオがその損失を取り戻すには8.7%だけ回復すればよい。
これは損失が大きくなればなるほど、収益を倍加できる余地がなくなるからである。
これは損失が大きくなればなるほど、収益を倍加できる余地がなくなるからである。
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