トランプ大統領は、中国がアメリカの雇用を奪っていると主張している。
アメリカの中国からの輸入額は50兆円、対中輸出が10兆円なので、40兆円程度の貿易不均衡は確かにある。
アメリカの中国からの輸入額は50兆円、対中輸出が10兆円なので、40兆円程度の貿易不均衡は確かにある。
しかしその内実は、米国企業が中国で安く調達したモノを輸入しているケースが非常に多い。
ウォルマートやコストコのような流通大手が中国に巨大な購買部門を置き、安くて良い商品を大規模に調達している。
中国にはホンダやソニーのように、自力でアメリカに売りまくる力を持つ企業はまだ出てきていない。
ウォルマートやコストコのような流通大手が中国に巨大な購買部門を置き、安くて良い商品を大規模に調達している。
中国にはホンダやソニーのように、自力でアメリカに売りまくる力を持つ企業はまだ出てきていない。
つまりアメリカの雇用を奪っているのは、中国企業ではなく、中国でビジネスを展開する米国企業なのである。
そもそもアメリカの失業率は5%を切っており完全雇用に近く、人手不足でレストラン経営が成り立たなくなってきている。
仕事にあぶれているのは、中西部のプア・ホワイトで、彼らは中国との競争に敗れた人々ではなく、アメリカの国内の競争に敗れた人たちである。
仕事にあぶれているのは、中西部のプア・ホワイトで、彼らは中国との競争に敗れた人々ではなく、アメリカの国内の競争に敗れた人たちである。
世の中の進化に対して勉強し直したり、新しいスキルを身に着ける努力をしなかった人たちがゴーストタウンになったしまった街に滞留している。
トランプ大統領を熱狂的に支持したのは、そういう人たちだから、いくら中国やメキシコを叩いて新しい雇用を生み出しても彼らは救えない。
トランプ大統領を熱狂的に支持したのは、そういう人たちだから、いくら中国やメキシコを叩いて新しい雇用を生み出しても彼らは救えない。
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