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2014年8月14日木曜日

近代経済学者でマルクスの『資本論』を読んでいる人は殆どいない中、竹中平蔵氏は、間違いなくきちんとマルクスを読んでいる。

竹中氏が書いた本には、マルクス経済学、それも宇野経済学を読んでいないと出てこない「労働力商品化の論理」がしっかりと押さえられている。

特に「価値の源泉は全て労働である」というマルクス経済学の「労働価値説」を理解し、人間から搾り取る人材派遣業が一番堅い儲け方ができるという事を納得しているので、株とかFX等のマネーゲームをやらずに、パソナの会長をやっている。
労働力商品の転売をする人材派遣会社を経営することで、どれだけきちんと利潤が得られるかを分かっている。

ちなみに、年末に国外脱出して住民税を節税する点では、本質において国家を信用していないアナーキスティックなところがある。

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