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2015年3月15日日曜日

独裁者には自らが中心となる利益集団があるが、利益を集中させるために、それはできるだけ狭い方がいい。
一方で自分の名目的な選出基盤は、多くの票を集められるから、できるだけ広い方がいい。
つまり、独裁者としてうまく活動していく為には、自分を支えるグループ、すなわち「コア・グループ」と代替可能な「サポーター・グループ」、それからどうでもいいような「有象無象の連中」のこの3つの層をどうやって作るかが重要となる。
多くの政治学者が、少数者の独裁に陥る危険性が、民主主義には必ずあると指摘している。

独裁者のためのハンドブック (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ) 

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