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2015年4月15日水曜日

東京拘置所の独房には、ナイフ、フォーク、スプーン等の金属類を持ち込むことは禁止させている。
午前10時と午後3時に、雑役係の懲役囚が「カイカーン、ホウチキー」と叫ぶが、缶詰を開けることを「開缶」といい、囚人は看守と話したいことがある時は、報知器のボタンを押す。
「カイカーン、ホウチキー」とは、「缶詰を開けたい人は報知器を押してください」という意味なのである。
ちなみに囚人が購入、もしくは差し入れで受領できる缶詰は、プルトップ缶ではなく、缶切りで開ける伝統的なものだけである。
夏は冷房がない独房の室温は35度を超え、湿度も高いので、食パンだと差し入れから5~6時間でカビる。
独房は細菌の培養器のようになっているので、開缶後はなるべく早く食べた方が安全である。

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