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2015年8月23日日曜日

最近、夫婦二人で家を買い、住宅ローンを組むケースが増えているという。
夫婦で住宅ローンを借りる場合、連帯債務、ペアローン、連帯保証と3種類の借り方があるが、その内容は大きく異なるので注意が必要である。
通常は二人でローンを組む場合は、連帯債務かペアローンになる。
この違いは、連帯債務が二人で1本のローンを組むのに対して、ペアローンは夫婦それぞれがローンを組んで借金が2本になる点である。
どちらのローンも二人とも返済の義務があり、住宅ローン減税も二人で受けることができ、お金を出した割合に応じて持分を保有(登記)できる。
団体信用生命保険は、ペアローンは亡くなった人の分だけローンが消える。
つまり、夫婦で半分がつローンを組んでいれば、どちらかが亡くなった時にローンは半減する。
連帯債務の場合は、夫婦どちらかが主債務者として主な借り手となり、その人だけが団信に加入する。
この場合、夫が主債務者であれば、妻が亡くなってもローンの残額は変わらない。
ただ、フラット35で「デュエット」という団信(夫婦蓮生団信)に入った場合、どちらがが無くなってもローンは全額消える。
その分だけデュエットは1人で加入した場合に比べて1.6倍程度、保険料が割高になる。
連帯保証は、夫の借入れに対して妻が返済保証をするという形で、二人の収入を合わせて借入可能な額を計算する(収入合算)ので、ローンの借入れ総額が増える。
しかし住宅ローン減税は一方しか受けられず、デュエットのような仕組みもない。
連帯保証人は権利の主張もできないので、ただ単に債務の責任が生じるだけである。
住宅ローンの契約時に、連帯保証と連帯債務はどちらも「収入合算」という言葉で説明され、ローン契約締結後の変更はできないので、どちらを指しているのか契約前に正確に確認する必要がある。

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