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2016年6月6日月曜日

近代化のプロセスの一つに肉食がある。
肉食とパン食によって、エネルギーの消費量が飛躍的に伸びるのが近代化の特徴である。
『中世ヨーロッパの農村世界』(山川出版社)によると、ヨーロッパ中世の農村生活では、1人が1日に平均3500キロカロリーも摂っている。
しかし、1年間で摂るお肉の量は、たったの鶏1羽分だから、3500キロカロリーでも中世の生産力で十分やっていけたのである。
パンや肉の味を覚えてしまうと、人間は戻れなくなる。
新興国で近代化と同時に肉食が広がっていくと、味を覚えた人達は水準を落とす事ができなくなる。

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